S3のバケットポリシーをわかりやすく解説【初心者向け】
AWS S3を使っていると、必ず出てくるのが「バケットポリシー」という言葉。
「ポリシーって何?」「JSONって難しそう…」と感じる初心者の方も多いと思います。
この記事では、S3のバケットポリシーを初心者向けにやさしく解説し、
公開設定の仕組みや安全な書き方、よくあるエラーまでまとめて紹介します。
バケットポリシーとは?
バケットポリシーとは、S3バケット全体に対して「誰が何をできるか」を決める設定のことです。
例えば、
- このバケットの中身は誰でも閲覧できるようにする
- 特定のユーザーだけアクセスできるようにする
- 特定のフォルダだけ公開する
といったルールを JSON 形式で書きます。
「JSONって難しそう…」と思うかもしれませんが、初心者が使うのはほぼ決まった形なので安心してください。
バケットポリシーが必要になる場面
特に次のようなケースで必要になります。
- 静的サイトを公開したいとき
- 画像を外部サイトで表示したいとき
- 特定のフォルダだけ公開したいとき
前回の記事と合わせて読むと理解が深まります。
よく使うバケットポリシー(初心者向け)
初心者が最もよく使うのは、「バケット内のファイルを公開する」ためのポリシーです。
● バケット全体を公開するポリシー
静的サイト公開や画像の外部表示でよく使われます。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "PublicReadGetObject",
"Effect": "Allow",
"Principal": "*",
"Action": "s3:GetObject",
"Resource": "arn:aws:s3:::バケット名/*"
}
]
}
ポイント:
Principal: "*"→ 誰でもアクセス可能Action: "s3:GetObject"→ 読み取りのみ許可Resource→ 公開対象のパス
※ 公開すると誰でもアクセスできるため、公開して良いファイルだけにしましょう。
● 特定フォルダだけ公開するポリシー
「画像フォルダだけ公開したい」という場合に使います。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Principal": "*",
"Action": "s3:GetObject",
"Resource": "arn:aws:s3:::バケット名/images/*"
}
]
}
バケットポリシーの設定方法
1. バケットを開く
S3の画面で対象のバケットをクリックします。
2. 「アクセス許可」タブを開く
「バケットポリシー」という項目があります。
3. JSONを貼り付ける
必要なポリシーを貼り付けて保存します。
4. 公開設定の警告が出る場合
「このバケットは公開されています」という警告が出ることがありますが、
静的サイト公開などの用途では問題ありません。
よくあるエラーと対処法
● AccessDenied(アクセス拒否)
公開設定が正しくできていない可能性があります。
● 403エラー
静的ウェブサイトホスティングが有効化されていない場合があります。
● 404エラー
ファイル名が間違っている可能性があります。
● JSONの構文エラー
カンマの付け忘れや、ダブルクォーテーションの抜けが原因です。
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- クラウドエンジニアとしての自信がつく
SAAはアウトプット学習が特に重要で、問題集で繰り返し演習することで合格に近づけます。
まとめ
今回は、S3のバケットポリシーについて初心者向けに解説しました。
- バケットポリシーは「誰が何をできるか」を決める設定
- 初心者が使うのはほぼ決まった形
- 静的サイト公開や画像表示でよく使う
- JSONは難しく見えるが、基本形を覚えればOK
次は、S3とCloudFrontを組み合わせて高速配信する方法も学ぶと、より実践的なサイト運用ができるようになります。