この記事で分かること
iframe内のhistory.backの挙動- 親ウィンドウと
iframeの履歴の違い - 同一オリジン制限による制約
- 実務での注意点(戻るボタン問題)
iframe と親ウィンドウはそれぞれ独立した履歴を持つため、history.back() の挙動もまったく別に動きます。
この記事では、iframe 内での戻る処理の仕組みや同一オリジン制限、さらに実務で問題になりやすい「戻るボタン問題」について分かりやすく解説します。
iframe と親ウィンドウは「別々の履歴」を持つ
JavaScript の history.back() は、
「現在の window(ウィンドウ)」の履歴を操作します。
つまり、以下のように履歴は完全に独立しています。
- 親ウィンドウの履歴
iframe内の履歴
そのため、iframe 内で history.back() を実行しても、
親ウィンドウには影響しません。
iframe 内で history.back() を実行する例
// iframe 内のページで実行
history.back();
これは iframe 内のページ遷移だけを戻します。
親ウィンドウから iframe の履歴を操作する
同一オリジンであれば、
親ウィンドウから iframe の history にアクセスできます。
const iframe = document.getElementById("myFrame");
iframe.contentWindow.history.back();
ただし、別ドメインの場合は同一オリジン制限で操作できません。
iframe 内の戻るボタンを作る例
document.getElementById("backBtn").addEventListener("click", () => {
history.back();
});
iframe 内の履歴が 1 ページもない場合は何も起こりません。
親ウィンドウの履歴を操作する方法
iframe 内から親ウィンドウの履歴を操作したい場合は、
window.parent.history を使います。
// iframe 内のコード
window.parent.history.back();
ただし、こちらも同一オリジンである必要があります。
戻るボタン問題:iframe は UX を悪化させやすい
iframe を使うと、以下のような UX 問題が起きやすくなります。
- ブラウザの戻るボタンが
iframeの履歴を操作しない - ユーザーが「戻れない」と感じる
iframe内の履歴が深くなると混乱する
そのため、実務では iframe 内で複雑なページ遷移を行うのは避けられます。
実務での対策
iframe内でページ遷移を行わない(単一ページ構成)postMessageを使って親ウィンドウに通知するiframe内の戻るボタンを明示的に設置する
特に「戻るボタンを iframe 内に設置する」方法は
ユーザーの混乱を防ぐために有効です。
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iframeと親ウィンドウの「別々の履歴」の仕組みを理解したいhistory.back()の挙動を正しく把握したい- 同一オリジン制限による履歴操作の制約を体系的に学びたい
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iframe と親ウィンドウは完全に独立した履歴を持つため、
history.back() の挙動もまったく異なります。
書籍ではブラウザの仕組みやウィンドウモデルを順序立てて学べるため、
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iframe の履歴操作に関するよくある質問(FAQ)
iframe 内の history.back() は親ウィンドウに影響しますか?
影響しません。iframe と親ウィンドウは別々の履歴を持つため、互いに干渉しません。
親ウィンドウから iframe の履歴を戻すことはできますか?
同一オリジンであれば可能です。iframe.contentWindow.history.back() を使います。
iframe 内から親ウィンドウの履歴を戻すことはできますか?
同一オリジンであれば window.parent.history.back() で可能です。
iframe の履歴が UX を悪化させるのはなぜですか?
ブラウザの戻るボタンが iframe の履歴を操作しないため、ユーザーが「戻れない」と感じやすいからです。
まとめ
iframe と親ウィンドウは
完全に別々の履歴を持つ ため、
history.back() の挙動も独立しています。
iframe内のhistory.back()→iframeの履歴だけ戻る- 親ウィンドウの履歴は影響を受けない
- 同一オリジンでなければ履歴操作は不可
実務では iframe の履歴操作は UX を悪化させることが多いため、
必要に応じて戻るボタンや postMessage を使うのが一般的です。