この記事で分かること
new/delete/with/thisの役割と違い- オブジェクトを作成する方法(
new) - プロパティを削除する方法(
delete) - オブジェクト名を省略する書き方(
with) - 現在参照しているオブジェクトを取得する方法(
this) - 実例で理解するオブジェクト操作の基本
JavaScriptでは、オブジェクトを作成したり削除したり、オブジェクト名を省略して記述したり、参照中のオブジェクトを取得したりするための構文が用意されています。
このページでは、次の4つの構文を初心者向けにわかりやすく解説します。
new:新しいオブジェクトを作成するdelete:オブジェクトやプロパティを削除するwith:オブジェクト名を省略して処理を書くthis:現在参照しているオブジェクトを指す
new ステートメント|新しいオブジェクトを作成する
new を使うと、新しいオブジェクトを作成できます。
主に次のようなオブジェクトを作成するときに使用します。
Array(配列)Date(日付)Image(画像)Object(汎用オブジェクト)
例:日付オブジェクトを作成する
today = new Date();
String や RegExp なども new で作成できますが、通常は new を使わずに記述します。
delete 演算子|オブジェクトやプロパティを削除する
delete は、オブジェクトのプロパティを削除するときに使用します。
delete obj.property;
※ 変数そのものは delete では削除できません。
with ステートメント|オブジェクト名を省略して処理を書く
with を使うと、特定のオブジェクトに対する処理をまとめて書くことができます。
with (objectName) {
プロパティ1;
プロパティ2;
}
ただし、可読性が下がるため、近年の JavaScript では非推奨です。
this ステートメント|参照中のオブジェクトを指す
this は、イベントハンドラ内などで「現在操作しているオブジェクト」を指します。
ボタン自身を関数に渡したいときなどに便利です。
実例:日付をフォームに表示し、ボタンをクリックした回数をカウントする
以下の例では、
newで日付オブジェクトを作成withでフォームの記述を省略thisでクリックされたボタン自身を関数に渡す
JavaScript
today = new Date(); // 日付オブジェクトを作成
myForm = document.getElementById("form1");
with (myForm) { // form1 の各入力欄に日付をセット
text1.value = today.getFullYear();
text2.value = today.getMonth() + 1;
text3.value = today.getDate();
}
kaisuu = 0;
function counter(obj) {
kaisuu++;
obj.value = " " + kaisuu + " "; // obj は this(ボタン自身)
}
HTML
<form id="form1">
<input type="text" name="text1" size="4">年
<input type="text" name="text2" size="2">月
<input type="text" name="text3" size="2">日
<input type="button" name="b1" value=" 0 " onclick="counter(this)"> 回クリック!
</form>
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new・delete・with・this に関するよくある質問(FAQ)
new は必ず使うべき?
Array や Object は new なしでも作れますが、Date などは new が必須です。
delete で変数は削除できる?
変数そのものは削除できません。削除できるのはオブジェクトのプロパティのみです。
with は使わないほうがいい?
可読性が下がるため、現代の JavaScript では非推奨です。
this の参照先が分からないときは?
イベント内では「そのイベントを発生させた要素」を指します。
まとめ
new:新しいオブジェクトを作成するdelete:プロパティを削除するwith:オブジェクト名を省略して処理を書く(非推奨)this:現在参照しているオブジェクトを指す